図書館・研究機関

産学官連携Cooperation with enterprise

大学と国、企業との共同研究

大学と企業との共同研究 本学では、数多くの企業と共同研究に取り組んでいます。大学と企業が一緒に研究することは、成果を実用化し、将来は商品として市場に出すことや、特許などの「知的財産権」として新しい価値を生み出すことにつながります。山口県は工業が活発な地域です。本学ではこの環境を活かし、世界トップレベルを誇る「液晶」や「次世代材料」などの研究開発を推進しています。

産学官の連携

産学官の連携 本学は、東京理科大学の一員として「東京理科大学科学技術交流センター 山口センター」を設置し、東京の本部と効果的に連携しながら研究活動を推進しています。

VOICE

明確な成果を目指した、質の高い研究を経験

澤井 寛哉さん 澤井 寛哉さん
山口県山口県鴻城高校出身
企業との共同研究では、目に見えないほど小さなナノ粒子を使用し、液晶の性能向上に取り組んでいます。主に山口県内の企業と連携し、プロジェクトは5年計画。液晶の駆動電圧の低下による省電力化と、液晶の弱点ともいわれている応答速度の改善を目標に研究しています。
液晶は、テレビや携帯電話にも使用される身近なもの。大学の講義で好奇心をかきたてられ、その機能改善に興味を持ちました。企業との共同研究は、大学とは違い、明確な成果を求められることがほとんど。学内であれば研究そのものや過程に意味を持つ場合もありますが、共同研究では限られた時間のなか、具体的な目標達成に向けて効率的なプランニングを構築し、実行する必要があります。また、様々な専門分野に精通する企業や他の研究室の方々と、総合的に質の高い研究ができる点も魅力です。
今後の目標は、ナノ粒子の使用法を追求し、高い成果を得ること。大学院卒業後は研究職に就いて、将来、社会に役立つものを自分の手で作りたいと思います。

事例

高い保有技術と実績を持つ山口東京理科大学との
共同研究。その成果に大いに期待。

長谷 哲男さん 株式会社メイホー
営業・機器開発本部
R&Dセンター
長谷 哲男さん
[株式会社メイホー]
共同研究では、LEDレンズ成形用金型などの仕上げ工程に対応できる、コンプライアンス特性を有するNC工作機械の開発が最終目標。

a私たちの会社では、生産設備(プレス金型+成形金型+成形機+自動機)を自社製作し、コネクタやセンサー、スイッチ、リレー、プラスチックレンズ等、高品質な精密インサート成形品、精密成形品のOEM生産を行っています。そして現在、私が取り組んでいるのが、光半導体LEDの普及に関する金型の製造方法についての研究です。最近では自動車のテールランプや自動販売機、携帯電話など、様々なサイズと形状のLED(Light Emitting Diode)ライトが使用されるようになってきていますが、LEDの光を効率的に集光し、ムラの少ない均一で鮮やかな照射を可能にしているのがLED用のレンズです。LEDレンズの成形にも金型が用いられていますが、性能の点で非球面形状が多くなっています。例えば、直径4mm程度の小さなレンズ成形用金型においても、設計や加工の工程はコンピュータによる省力化が進んでいますが、仕上げ工程では未だ有効な自動化機械が登場しておらず、熟練作業者の手仕上げにより支えられています。仕上げの工程では、非球面など金型の形状精度を落とすことなく、表面の細かな加工傷を均一に除去し、鏡面のような高品位な状態にまで仕上げることが必要です。
a 山口東京理科大学との共同研究では、LEDレンズ成形用金型など小さな曲面を有するワークの仕上げ工程に対応できるコンプライアンス特性を有するNC工作機械の開発が最終目標。永田研究室では、保有技術であるロボットのインテリジェント力制御技術を応用して、曲面を有する木材やPETボトル金型などの自動磨き装置の実用化研究、高度化研究の実績があり、より高い精度が求められるLEDレンズ成形用金型の仕上げ工程にも応用できるものと期待しています。
これまで当社が参加してきた産学共同研究の経験から、大学との共同研究には開発スピードという点で若干不安がありましたが、山口東京理科大学との共同研究では大学院生も積極的に実験に参加するなど、非常に効率的に進めていただいており、その成果に大いに期待しています。

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