学部・大学院

応用化学科Applied chemistry

化学の力で人と地球に優しい物質を開発する

化学の力で人と地球に
優しい物質を開発する

応用化学科は、理学と工学の幅広い知識と技術を基盤とし、物質と環境に視点を置いた教育研究を通して、人々が安心して安全に生活ができる社会の持続的構築に貢献します。この使命・目的を達成するため、化学を基軸として物理学や生物学の関連分野及びそれらの学際領域において、自然真理の探求から応用技術の創出にわたる先導的研究を遂行すると共に、物質・材料・環境・生命の分野に関連する総合的知識、問題発見・解決力と表現力、技術者倫理を備えた国際感覚豊かな科学技術者を育成します。


井坂 真理子さん 井坂 真理子さん
大阪府天王寺学館高校出身
大木製薬鰹A職

成果が出たときの達成感は別格!
楽しみながら研究に取り組んでいます。

私の研究テーマは、情報メモリーやバイオセンサー、人工の光合成などに応用できる技術の開発。薄膜の摩擦を摩擦力顕微鏡を使って測定し、どの方向からも均一な摩擦が生じるようにすることで有機装置への応用を図ります。測定する薄膜は20層くらいのナノ単位のもので、それをつくるのには微妙なさじ加減が難しいんです。でも成果が出た時の達成感があるから楽しみながら取り組んでいます。研究を通して、ひとつのことをやり遂げる根気強さが身についたと思います。

学習・教育目標

応用化学科の知の広場で培う、化学技術者に求められる「確かな基礎学力」と「豊かな専門学力」

応用化学科では、5つの学習教育目標をかかげて学士課程の教育プログラムを編成。これらの目標を達成した学生は、人間性豊かな化学技術者に必要な「確かな基礎学力」と「豊かな専門学力」を修得した証として、学士(工学)の学位を取得します。
  1. 技術者倫理と表現力
  2. 情報理解と実践力
  3. 無機化学・環境サイエンス系の専門学力
  4. 有機化学・生物システム系の専門学力
  5. 物理化学・物質デザイン系の専門学力

学びの領域

は必修科目です。
有機化学・生物系 共通科目 物理化学・物質系
有機化学I・II
有機化学演習
有機合成化学I・II
有機工業化学
生体物質化学I・II
生物有機化学
バイオシステム
生物物理学
分子生物学
[基幹基礎] [専 門] 物理化学I・II
物理化学演習
量子化学
構造化学
物性工学I・II
高分子科学I・II
機能性有機材料
電子材料
基礎数学
基礎物理学
基礎化学
線形代数I
微分積分学及び演習
物理学I及び演習
物理学実験
コンピュータ演習I・II
卒研輪講
卒業研究
有機化学実験
物理化学実験
無機分析化学実験
応用物性実験
生体物質化学実験
化学工学基礎
化学工学I・II
化学工学演習I・II
環境工学セミナー
応用化学特別講義I・II
反応速度論
量子論
界面科学
インターンシップ
特別実習
コンピュータ概論
統計力学
確率・統計
科学英語・発表技術
経営工学
特許法
[専門基礎]
工学数学及び演習
物理学II及び演習
線形代数II
化学
化学実験
[一 般] 無機化学・環境系
英語
人間科学
無機化学I・II
無機化学演習
無機合成化学
無機工業化学
機器分析
分析化学
エネルギー化学
結晶構造

JABEE対応教育プログラム

本学科の応用化学コースは、平成14年度に日本技術者教育認定機構(JABEE)からJABEE技術者教育プログラムとして認定されました。応用化学コースの修了生は、技術者として必要な教育を修了したことが国際的に認められ、修習技術者の資格が与えられます。また技術士第一次試験が免除され、登録することによって技術士補の資格が与えられます。 JABEEについて

有機化学・生物系

有機工業化学

工業化学では、資源・エネルギー問題と地球環境保全が最も重要な課題となっています。有機化学製品分野を対象に、原油・石炭の化学、資源エネルギーの将来性、環境汚染、地球温暖化対策などを互いに関連づけて学習します。

分子生物学

分子生物学は、生命現象を分子レベルで説明する学問。バイオテクノロジー(生物工学)は分子生物学の発展をもとに生まれてきました。ここでは、分子生物学の概要をわかりやすく解説し、バイオテクノロジーの理論、手法、将来の展望などについて学びます。

物理化学・物質系

物理化学T

物理化学は、物理学の理論や物理的測定方法を化学全般の研究、すなわち物質の構造や性質、反応に応用することを目的とする科学の一分野です。物質の化学現象の基本に関わる概念を理解し、その現象を支配する規則や法則を学びます。

物理工学T

新物質を開発し、物質のもつ機能を応用するためには、物質の性質や構造に関する基礎知識を習得することが大切です。固体の構成原子や分子が規則配列した結晶の熱的性質と電気的性質の知識を修得し、物質の構造と性質の関係を理解します。

無機化学・環境系

無機合成化学

空気、海水、鉱物を原料とする無機工業化学として、アンモニア合成工業や硝酸工業、海塩工業、ソーダ工業についてその製造プロセス及び装置等について学びます。さらに、環境浄化プロセスについても学習し、環境問題を考える機会とします。

エネルギー化学

現在エネルギー源として使われている石油、石炭、原子力の化学を学び、これらを今後どのように利用していくべきかを考えます。また、新しいエネルギー源として、太陽エネルギーの利用に関する化学、燃料電池、ヒートポンプ、熱電変換など化学の現状と将来展望について学びます。

学びのステップ

1年次

化学の魅力に迫る

習熟度別のクラス授業を通して、化学、物理学、数学の基礎学力を修めます。さらにコンピュータ活用力やキャリア開発力、英語の基礎力なども培います。

2年次

専門科目への導入教育

基礎から専門へブリッジする役割を担う専門基礎の講義とともに、実践授業を重視する教育ポリシーに基づいて無機分析化学と有機化学の専門実験が始まります。さらにマネージメント力やコミュニケーション力なども育みます。

3年次

細分化された専門領域へ

「無機化学・環境系」「有機化学・生物系」「物理化学・物質系」の領域の中から、関心のある領域の専門科目とともに、他の領域の専門科目も修得し幅広い専門知識を修めます。さらにJABEE認定「応用化学コース」の履修を選択します。

4年次・卒業研究

集大成としての卒業研究

研究室の指導教員のもとで「卒業研究」を修得します。1年間の卒業研究で学べる能力は、デザイン力、問題発見力と解決力、解析力と総合力、発表力など多岐にわたります。卒業研究の成果を年度末に発表します。

関連する主な資格

●修習技術者 ●技術士補 ●危険物取扱者 ●毒物劇物取扱責任者 ●高圧ガス取扱者 ●公害防止管理者 など

卒業後の進路

  • 化学工業、医薬品製造、化粧品製造等分野における技術者
  • セラミック製品、鉄鋼・金属製品、デバイス製造分野等における技術者
  • 石油製品・プラスチック製品・繊維・衣料等分野における技術者
  • 国家公務員、地方公務員における技術者
  • 化学・工業化学・応用化学に関する研究者
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